診療科のご案内

心臓血管外科外来

心臓血管外科外来とは

当科では、循環器内科と連携し心臓や血管の疾患をお持ちの方に対する外科治療や術前・術後の治療を行います。外科治療が必要な場合は東京医科大学病院、及び近隣の病院と連携し治療を行います。

当科で扱う疾患

心臓疾患    

(1)心臓弁膜症:人間の心臓は、左右の心房・右心室の4つの部屋があり、それぞれの間にドアのように働くがあります。心臓弁膜症とは、弁が加齢・感染症・先天的(生まれつき)などの問題によって正常に機能しなくなることで、心臓のポンプ機能に様々な支障をきたした状態を言います。

(2)虚血性心疾患:虚血性心疾患とは、動脈硬化や血栓で心臓の血管が狭くなったり詰まったりすることで、心臓に酸素・栄養がいきわたらず、運動やストレスで胸の痛みや圧迫感といった症状を引き起こす状態です。一般的には運動中や、強いストレスがかかった時に、症状を生じ、前兆なく発症し突然死を引き起こすこともあります。

(3)不整脈:不整脈とは、脈が速くなったり、ゆっくりなったり、または不規則に打つ状態で様々は種類があります。

大血管疾患  

(1)大動脈瘤・解離:大動脈瘤は、大動脈(通常は20-25㎜程度)がこぶのように病的にふくらんだ状態(30-40㎜以上)を指します。大動脈解離は動脈硬化、高血圧、喫煙、ストレス、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、遺伝などのさまざまな要因により壁に亀裂が入り、大動脈の壁の中に血液が流れ込むことで大動脈内に二つの道ができる状態が大動脈解離です。

(2)肺血栓塞栓症:急性の場合、肺の血管に血の固まりが詰まって、突然の呼吸困難や胸痛、失神発作、時には心停止をきたす危険な病気です。また、慢性の場合は、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)と言われ、長い時間をかけ肺の血管に血の固まりが詰まることで、肺動脈の血圧の上昇をきたし、呼吸苦などの症状を引き起こします。慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は「指定難病」であり、連携先の東京医科大学病院は外科治療ができるわが国でも数少ない施設の一つです。

末梢血管疾患

(1)動脈疾患:主な疾患は閉塞性動脈硬化症と言われ、手や足の動脈に起こる動脈硬化で動脈が狭くなったり、詰まったりすることで冷感やしびれといった症状があります。特に50歳以上の男性に多く、肥満・高血圧・糖尿病・喫煙などが原因といわれています。

(2)静脈疾患:主な疾患は下肢静脈瘤と言われ、足の静脈が太くなって瘤(こぶ)状に浮き出て見えるようになった状態を下肢静脈瘤といいます。

対処となる症状・所見

  • 運動時の呼吸苦、胸の痛みや圧迫感
  • 健診で心雑音を指摘された
  • 健診で動脈瘤の疑いを指摘された
  • 歩くと足の痛みや張りがあり、休み休みしか歩けない
  • 足が冷たい・痛い・だるい
  • 足のむくみ

医師紹介

藤吉 俊毅(ふじよし としき)

所属医局東京医科大学 心臓血管外科 講師

西田 博(にしだ ひろし)

所属医局東京女子医科大学附属病院 講師

外来担当医表

青文字:男性医師赤文字:女性医師

受付時間
午 前
8:00~11:30


初診の方
8:30~11:30


診察開始9:00
藤吉
午 後


※初診・再診予約をとられていない方
12:30~16:00


診察開始14:00
藤吉西田①
①第1週のみ 診察15:30~

休診・代診

〒352-0001 埼⽟県新座市東北1丁目7-2

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FAX:048-472-7581

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