医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 58名 141名 176名 354名 600名 760名 1657名 1664名 426名

年齢階級別退院患者数は、2021年度に退院した患者様の年齢を10歳刻みごとに集計した患者数です。

 
  • 退院患者様は、60歳以上の割合が全体の77.2%(前年比-0.5%)、70歳以上の割合が全体の64.2%(前年比+1.3%)と患者様の2人にひとり以上が70歳以上の患者様です。前年度に比べ“30歳~”、“40歳~”、”50歳~”、”70歳~”、”80歳~”、”90歳~”の年齢層が増加しており総数も前年よりも3%増加しております。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 83名 38.05日 20.57日 20.48% 83.71歳
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 80名 42.50日 13.14日 3.75% 80.98歳
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 57名 8.56日 9.21日 5.26% 76.40歳
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 56名 4.63日 2.65日 0.00% 70.75歳
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む) その他の手術あり 40名 12.63日 11.81日 0.00% 63.65歳

内科における症例は、1位が誤嚥性肺炎、2位が腎臓又は尿路の感染症、3位が胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等です。
(前年度 1位:小腸大腸の良性疾患、2位:誤嚥性肺炎、3位:2型糖尿病)

 
  • 1位となった“誤嚥性肺炎”は、前年度よりも13名増加しました。平均在院日数(前年比)に変化はほぼなく、全国の平均在院日数に比べると17.5日長くなっています。また、平均年齢(前年比)は、1歳程度下がっております。
  •  
  • 前年度3位であった2型糖尿病ですが、教育入院の患者様を地域包括ケア病棟にて受け入れている関係で件数の対象とならずランキングから外れる結果となっておりますが、実際の件数は前年度と比較してもかわらない件数を治療しております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
 当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および“回復期リハビリテーション病棟”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*内科については、一般内科以外に消化器内科・糖尿病内科・血液内科が含まれております。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等(PCI) 98名 4.03日 4.36日 0.00% 71.06歳
050130xx9900xx 心不全 82名 18.93日 17.35日 6.10% 81.83歳
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法(CAG) 69名 3.58日 3.06日 2.90% 71.49歳
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む)、再発性心筋梗塞 手術あり 66名 13.42日 11.87日 0.00% 68.17歳
050070xx01x10x 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 62名 5.73日 6.84日 0.00% 67.92歳

循環器内科における症例は、1位が狭心症(治療)、2位が心不全、3位が狭心症(検査入院)です。
(前年度と順位の変動はありません。)

 
  • 1位となった“狭心症(治療)”は、前年度よりも1名増加しました。平均在院日数(前年比)は0.3日短く、全国の平均在院日数は0.3日短くなっています。また、平均年齢(前年比)が1.4歳高くなっております。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99080x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 62名 3.16日 9.01日 0.00% 65.82歳
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 58名 5.88日 4.74日 0.00% 68.86歳
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 45名 8.20日 7.11日 0.00% 60.11歳
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 化学療法あり 35名 3.06日 4.40日 0.00% 65.69歳
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 32名 7.88日 9.75日 0.00% 41.28歳

外科における症例は、1位が肺の悪性腫瘍(化学療法あり)、2位が鼠経ヘルニア、3位が胆嚢炎です。
(前年度 1位:鼠経ヘルニア、2位:結腸の悪性腫瘍(化学療法あり)、3位:直腸肛門の悪性腫瘍(化学療法あり))

 
  • 1位となった“肺の悪性腫瘍(化学療法あり)”は、前年度よりも大幅に増加しました。平均在院日数(前年比)に変化はなく、全国の平均在院日数に比べると5.8日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は、3.1歳低くなっております。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*外科については、乳腺・内分泌外科が含まれております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術等 195名 43.57日 25.32日 29.74% 81.92歳
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 63名 41.17日 21.19日 12.70% 84.70歳
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 人工関節再置換術等 57名 35.49日 23.02日 0.00% 75.46歳
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む) 人工関節再置換術等 49名 30.12日 20.63日 2.04% 66.80歳
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む)等 45名 35.47日 20.31日 0.00% 74.56歳

整形外科における症例は、1位が股関節・大腿近位の骨折、2位が脊椎骨粗鬆症、3位が膝関節の疾患です。
(前年度 1位:股関節・大腿近位の骨折、2位:膝関節の疾患、3位:脊椎骨粗鬆症)

 
  • 1位となった“股関節・大腿近位の骨折”は、前年度よりも41名増加しました。平均在院日数(前年比)は1.5日長く、全国の平均在院日数に比べると18.3日長くなっています。また、平均年齢(前年比)に大きな変化はなく、前年12月より回復期リハビリテーション病棟開設したことにより、転院率は10.5%減率となっております。
  •  
  • その他、上記記載のある疾患全てで前年度よりも患者数が増加し、転院率は減率となっております。
  • ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“障害者施設等入院基本料”・“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    脳神経外科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    010060×2990401 脳梗塞(発症3日目以内、かつ、JCS10未満)(エダラボン使用) 56名 29.13日 15.63日 19.64% 70.45歳
    010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 36名 33.94日 18.90日 55.56% 68.33歳
    010060×2990201 脳梗塞(発症3日目以内、かつ、JCS10未満)リハビリテーション 28名 16.57日 15.57日 17.86% 71.50歳
    010060×2990411 脳梗塞(発症3日目以内、かつ、JCS10未満)(エダラボン使用)合併症あり 21名 30.14日 17.48日 14.29% 77.29歳
    010230xx99x00x てんかん 19名 14.84日 7.22日 5.26% 64.74歳

    脳神経外科における症例は、1位が脳梗塞(薬剤治療)、2位が脳出血(安静治療)、3位が脳梗塞(リハビリ治療)です。
    (前年度 1・2位変動はなく、3位:脳梗塞 合併症(薬剤治療)。)

     
    • 1位となった“脳梗塞(薬剤治療)”は、前年度よりも2名増加しました。平均在院日数(前年比)は6.4日長く、全国の平均在院日数に比べると13.5日長くなっています。また、平均年齢(前年比)は、0.6歳高く、前年12月より回復期リハビリテーション病棟を開設したことにより、転院率は2.6%減率となっております。
    •  
    • 年度後半には、脳血管内治療科の医師の増員・バイプレーンの導入と、急性期の脳卒中患者に対する治療が充実してきております。それに伴い、脳血管内の治療・検査も増加しており、来年度は、上記に記載されてくることが予測されます。

    ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“障害者施設等入院基本料”・“地域包括ケア病棟入院料”及び”回復期リハビリテーション病棟入院朗”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    呼吸器外科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 77名 2.97日 3.30日 0.00% 73.22歳
    040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 66名 14.05日 10.47日 0.00% 70.92歳
    040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 41名 10.98日 9.86日 0.00% 24.85歳
    040200xx97x00x 気胸 その他の手術あり 21名 12.67日 16.12日 4.76% 52.19歳
    040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 15名 16.40日 19.34日 0.00% 71.67歳

    呼吸器外科における症例は、1位が肺の悪性腫瘍(検査入院)、2位が肺の悪性腫瘍(手術治療)、3位が気胸(手術治療)です。
    (前年度と順位の変動はありません。)

     
    • 1位となった“肺の悪性腫瘍(検査入院)”は、前年度よりも20名増加しました。平均在院日数(前年比)は0.5日短く、全国の平均在院日数は0.3日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は、2.5歳低くなっております。その他、上記に記載のある疾患では患者数が増加傾向となっております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    耳鼻咽喉科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    030400xx99xxxx 前庭機能障害 32名 4.25日 4.92日 3.13% 61.19歳
    030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 24名 6.75日 5.71日 0.00% 29.25歳
    030428xxxxxxxx 突発性難聴 21名 7.10日 8.75日 0.00% 52.33歳
    030390xx99xxxx 顔面神経障害 15名 6.80日 9.01日 0.00% 43.60歳
    030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他の手術あり 8.62日

    耳鼻咽喉科における症例は、1位が前庭機能障害(めまい)、2位が扁桃腺の疾患、3位が突発性難聴です。
    (前年度と順位の変動はありません)

     
    • 1位となった“前庭機能障害(めまい)”は、前年度よりも1名増加しました。平均在院日数(前年比)は1.9日短く、全国の平均在院日数に比べ0.7日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は3.9歳低くなっております。

    ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ前庭機能障害や扁桃腺の疾患が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組み

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    *10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

    皮膚科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    080020xxxxxxxx 帯状疱疹 29名 7.76日 9.22日 0.00% 71.00歳
    080010xxxx0xxx 膿皮症 23名 12.65日 13.07日 8.70% 62.30歳
    080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 4.01日
    070395xx99xxxx 壊死性筋膜炎 17.08日
    180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 19.22日

    皮膚科における症例は、1位が帯状疱疹、2位が膿皮症、3位が皮膚の良性新生物です。
    (前年度 1位:帯状疱疹、2位:膿皮症、3位:脱毛症)

     
    • 1位となった“帯状疱疹”は、前年度よりも7名減少しました。平均在院日数(前年比)は0.4日短く、全国の平均在院日数に比べ1.5日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は3.4歳低くなっております。

    ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ帯状疱疹・膿皮症の患者様が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    *10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

    泌尿器科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    11012xxx04xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 93名 2.13日 2.59日 1.08% 52.65歳
    110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 56名 2.00日 2.50日 0.00% 69.64歳
    110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 化学療法あり 46名 7.91日 6.86日 0.00% 75.13歳
    110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 34名 8.56日 13.14日 2.94% 64.62歳
    11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 33名 4.85日 5.56日 3.03% 60.67歳

    泌尿器科における症例は、1位が腎・尿管結石、2位が前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍疑い、3位が膀胱腫瘍です。
    (前年度 1位:前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍疑い 2位:腎・尿管結石 3位:膀胱腫瘍)

     
    • 1位となった“腎・尿管結石”は、前年度より33名増加しました。平均在院日数(前年比)に変化はなく、全国の平均在院日数は0.4日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は4歳低くなっております。前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍の疑いの患者数は減少しておりますが、その他上記記載のある疾患の患者数は増加となっております。

    ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ腎・尿管結石の患者様が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    婦人科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 30名 2.33日 3.05日 0.00% 43.13歳
    120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 21名 7.71日 9.46日 0.00% 47.48歳
    120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 16名 3.13日 2.87日 0.00% 52.25歳
    120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む) 腹腔鏡によるもの等 14名 5.93日 6.11日 0.00% 50.64歳
    120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む) 開腹によるもの等 10名 9.60日 9.86日 0.00% 64.90歳

    婦人科における症例は、1位が子宮頸・体部の悪性腫瘍、2位が子宮の良性腫瘍、3位が女性性器のポリープです。
    (前年度 1位:子宮頸・体部の悪性腫瘍、2位・3位:卵巣の良性腫瘍)

     
    • 1位となった“子宮頸・体部の悪性腫瘍”は、前年度よりも12名増加しました。平均在院日数(前年比)に変化はなく、全国の平均在院日数に比べ0.7日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は2歳高くなっております。前年度に比べ患者数・手術件数も増加しており比較的短い入院期間で治療を行っております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    *10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

    腎臓・高血圧内科

    DPCコード DPC名称 患者数 平均
    在院日数
    (自院)
    平均
    在院日数
    (全国)
    転院率 平均年齢 患者用パス
    110280xx9901xx 慢性腎臓病 血液濾過透析 18名 11.39日 13.74日 16.67% 76.39歳
    110280xx9900xx 慢性腎臓病 10.39日
    110290xx99x1xx 急性腎不全 血液濾過透析 21.49日
    050130xx9900xx 心不全 17.35日
    110290xx99x0xx 急性腎不全 14.23日

    腎臓・高血圧内科における症例は、1位・2位が慢性腎臓病、3位が急性腎不全です。
    (前年度 1位・2位:慢性腎臓病、3位:急性腎不全)

     
    • 1位となった“慢性腎臓病(血液濾過透析)”は、前年度よりも7名増加しました。平均在院日数(前年比)に変化はなく、全国の平均在院日数に比べ2.3日短くなっています。また、平均年齢(前年比)は8.9歳高くなっております。

    ※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
     当院は、“障害者施設等入院基本料”算定病棟へ腎臓・高血圧内科の患者様が入院する場合も多く、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

    ※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。

    ※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

    *10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 29名 12名 1 8
大腸癌 21名 41名 56名 70名 21名 1 8
乳癌 10名 1 8
肺癌 46名 23名 40名 68名 13名 1 8
肝癌 22名 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発の実患者数を示しています。
 StageⅠが進行度が低く、StageⅣが最も進行した病期を表します。

 
  • 当院では、大腸癌のステージⅣが1番多く、続いて肺癌のステージⅣとなっております。前年に比べ各癌のステージⅠの症例数も増え早期発見・早期治療に努めております。

※「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指しています。

※「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指しています。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 106名 37.25日 81.36歳
重症 43名 37.00日 82.98歳
超重症 12名 18.92日 81.17歳
不明

DPCという支払制度における“最も医療資源を投入した傷病名”と“入院契機病名”が成人(20歳以上)の市中肺炎の患者様について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
患者数については、各重症度とも前年度と比べ増加傾向にあります。重症度が上がるにつれ、平均年齢も下がり、平均在院日数も短くなってきております。

 
  • “中等度”の患者数は、前年度に比べ27名増加しています。平均在院日数(前年比)は4.1日長く、平均年齢(前年比)は0.5歳高くなっております。
  •  
  • “重度”の患者数は、前年度に比べ20名増加しています。平均在院日数(前年比)は10.3日短く、平均年齢(前年比)は4.9歳低くなっております。
  •  
  • “超重度”の患者数は、前年度に比べ1名減少しています。平均在院日数(前年比)は44.7日短く、平均年齢(前年比)は4.5歳低くなっております。

※市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎の事です。重症度とは、身体所見、年齢による肺炎の重症度分類(A-DROPシステム:日本呼吸器学会による重症度分類)により、年齢や性別、血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、意識障害の有無等で数値化し分類をしています。数字が大きいほど重症となります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 201名 30.27日 74.14歳 23.38%
その他

発症日から3日以内の入院とそれ以外に分けて集計をしております。

 
  • “3日以内”の患者数は、前年度に比べ12名の増加が見られます。平均在院日数(前年比)は1日短く、平均年齢(前年比)に大きな差異はありません。転院率(前年比)は、自院での回復期リハビリテーション病棟への転棟が増えてきており、転院することなく治療を継続できるようになったことから、4.37%減率となっております。
  •  
  • ”3日以内”の患者数増加の要因は、脳血管内治療(カテーテル治療)の医師の増員もあり、24時間体制でのカテーテル治療が可能となり近隣クリニックから早期発症患者の紹介が増えていることが挙げられます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 49名 3.29日 5.06日 2.04% 72.33歳
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 37名 2.81日 6.59日 2.70% 78.11歳
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 36名 2.67日 5.44日 2.78% 73.86歳
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 33名 1.61日 7.15日 15.15% 71.48歳
K533 食道・胃静脈瘤硬化療法(内視鏡) 32名 1.38日 7.84日 0.00% 65.00歳
  • 内科における主要手術は、“早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術”です。
      昨年度までは“内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満)”が主要でしたが、”早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術”は患者数が30名と大幅な増加となっています。また、上記に記載されているほとんどの手術で増加が見られております。

*内科については、一般内科以外に消化器内科・糖尿病内科・血液内科が含まれております。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 100名 3.94日 4.45日 0.00% 71.70歳
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 86名 2.24日 4.20日 0.00% 69.44歳
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 44名 0.27日 17.11日 4.55% 68.36歳
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 43名 5.26日 14.16日 0.00% 82.95歳
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 22名 1.95日 2.45日 0.00% 72.14歳

循環器内科における主要手術は、“経皮的冠動脈ステント留置術”です。
 “経皮的冠動脈ステント留置術(その他)”は前年度に引き続き最も多く、患者数は1名増加しています。術前日数(前年比)は1.4日長く、術後日数(前年比)は0.3日長く、今年度の転院率は0%と前年よりも1.01%低くなっております。
他にも件数が伸びているものとして2番目の”経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)”は前年よりも9名増え、術前・術後共に日数が短くなっており、”ペースメーカー移植術(経静脈電極)”は14名増えております。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 79名 2.85日 5.44日 0.00% 60.80歳
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 37名 1.43日 2.78日 0.00% 63.49歳
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 36名 6.86日 13.81日 2.78% 73.39歳
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 30名 0.87日 5.83日 0.00% 40.33歳
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 22名 2.36日 3.82日 0.00% 78.59歳
  • 外科における主要手術は、“胆嚢摘出”に対する手術です。
     “胆嚢摘出術(腹腔鏡下)”は前年に比べ、患者数が37名増加し1位となっております。術前術後日数(前年比)共に短縮しており、平均年齢(前年比)は1.3歳高くなっております。
  • ”結腸悪性腫瘍切除術(腹腔鏡下)”も前年に比べ患者数が13名増加となっております。術前日数(前年比)は0.4日長く、術後日数(前年比)は0.1日長くなっております。

※腹腔鏡下手術とは、腹部に小さな傷をつけて行う手術方法であり、2cm 程の切開を複数作成し、そこから腹腔鏡と手術道具を挿入して行う手術です。

*外科については、乳腺・内分泌外科が含まれております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩)(股)(膝) 115名 2.51日 30.15日 0.87% 71.86歳
K0461 骨折観血的手術(上腕)(大腿) 111名 4.29日 36.82日 29.73% 81.27歳
K0811 人工骨頭挿入術(股) 101名 7.47日 38.27日 27.72% 80.63歳
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 42名 5.71日 32.21日 0.00% 75.81歳
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 38名 3.11日 25.71日 2.63% 72.55歳
  • 整形外科における主要手術は、“人工関節置換術(股関節・膝関節)”です。
     前年度2位だった股関節・膝関節に対する“人工関節置換術”は、患者数が17名増加し1位となり、術前日数(前年比)1日短縮、術後日数(前年比)は変化はありませんが、転院率(前年比)は1.17%減率、平均年齢(前年比)は1歳低くなっております。
  • 前年度1位だった”骨折観血的手術(上腕・大腿)”ですが、こちらも患者数が13名増加しており、術前日数(前年比)は変化なく、術後日数(前年比)は1.23日短縮し、転院率(前年比)5.98%減率しております。
  • 全体的に前年度よりも手術件数は、増加。前年12月より回復期リハビリテーション病棟を開設することにより、上記に記載した疾患に関わらず転院することなく治療を継続することが出来、より地域に密着した医療を提供することが可能となり転院率の減率となっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
 当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均術後日数が長くなっている症例がございます。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 17名 1.18日 17.35日 5.88% 78.88歳
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所
K178-4 経皮的脳血栓回収術
K1781 脳血管内手術 1箇所
K1742 水頭症手術 シャント手術
  • ➢脳神経外科における主要手術は、“慢性硬膜下血腫”に対する手術です。
     “慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術”は前年度に引き続き最も多いものの、患者数は11名減少しています。術前術後日数(前年比)共に短くなっており、術後は8.2日短縮しております。転院率(前年比)が2.31%高く、平均年齢(前年比)は2.9歳低くなっております。

※慢性硬膜下血腫とは、脳と頭蓋骨の間に血液が貯留する病気で、一般的には頭を打ったあと、2週間から3ヶ月の期間に起こります。難しくなりますが、頭蓋骨の内側にある硬膜と脳を包むくも膜の間の硬膜下腔に血液が貯留するため、硬膜下血腫と呼ばれています。男性高齢者に多くみられますが、比較的若い人や、頭を打った記憶がない人にもみられます。外傷以外の原因としてアルコール多飲、脳圧の低下、感染、動脈硬化、貧血などが知られています。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
 当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均術後日数が長くなっている症例がございます。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 39名 4.33日 5.69日 0.00% 24.15歳
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 32名 3.16日 10.41日 0.00% 71.00歳
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 15名 4.27日 10.80日 0.00% 69.47歳
K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜又は胸膜胼胝切除術 14名 10.29日 24.29日 0.00% 67.50歳
K488-4 胸腔鏡下試験切除術
  • 呼吸器外科における主要手術は、胸腔鏡下による“肺切除手術”です。
     “胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)”は前年度に比べ患者数は11名増加しています。術前日数(前年比)は1.1日長く、術後日数(前年比)はほとんど差がなく、平均年齢(前年比)は4.9歳低くなっております。また、上記に記載されている全ての手術で前年に比べ患者数が増加となっております。

※胸腔鏡手術とは、胸に小さな傷をつけて行う手術方法であり、2cm 程の切開を複数作成し、そこから胸腔鏡と手術道具を挿入して行う手術です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 14名 0.17日 5.13日 0.00% 38.39歳
K368 扁桃周囲膿瘍切開術
K347 鼻中隔矯正術
K454 顎下腺摘出術
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)
  • 耳鼻咽喉科における主要手術は、“口蓋扁桃”に対する手術です。
     “口蓋扁桃”に対する手術は前年度比べ、患者数は5名減少しています。術前日数(前年比)は1.8日短く、術後日数(前年比)も0.3日短くなっており、平均年齢(前年比)は9.1歳高くなっておりますが、他の科に比べて平均年齢は低い傾向が見られます。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟”へ耳鼻科の患者様が入院する場合も多く集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 96名 0.19日 1.05日 1.04% 53.08歳
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 67名 2.09日 5.90日 0.00% 75.63歳
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 43名 1.72日 10.49日 2.33% 76.81歳
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 36名 2.47日 2.83日 2.78% 60.89歳
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 12名 1.17日 9.83日 0.00% 77.83歳
  • 泌尿器科における主要手術は、“腎・尿管結石”に対する手術です。
    “腎・尿管結石”に対する手術は、前年度に比べ患者数は16名増加しています。術前日数、術後日数共に大きな差異はありませんが短くなっております。平均年齢(前年比)は4.6歳低くなっております。
  • ”膀胱の悪性腫瘍”に対する手術は、前年に比べ患者数は13名減少しましたが、術前・術後日数は共に前年より短く、術後にいたっては1.9日短くなっております。その他の上記に記載されている手術は前年に比べ患者数は増加となっております。

婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 29名 1.00日 0.31日 0.00% 43.17歳
K877 子宮全摘術 27名 1.00日 6.00日 0.00% 51.70歳
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 15名 1.33日 3.53日 0.00% 49.13歳
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 (電解質溶液利用) 14名 1.00日 0.50日 0.00% 49.43歳
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) (開腹) 10名 2.20日 5.90日 0.00% 60.50歳
  • 婦人科における主要手術は、“子宮頸部”に対する手術です。
     “子宮頸部”に対する手術は前年度に引き続き最も多く、患者数は10名増加しています。術前術後日数(前年比)に差異はなく、平均年齢(前年比)は1.8歳高くなっております。
  • 2番目の子宮全摘術に関しては、前年度に比べ患者数13名増加。術後日数も0.57日短縮。前年度は10症例未満の手術も多かったですが、上記に記載してある手術に関しては患者数が増加となっております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 19名 0.33%
180010 敗血症 同一 11名 0.19%
異なる 28名 0.48%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 13名 0.22%
異なる

医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、この表に示す4つの傷病名について、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区分して患者数と発生率を示しています。これらの傷病名が全くないとすれば重症な症例を扱っている医療機関としては不自然であり、多すぎることも問題となります。
 入院契機の“異なる”ものとは、入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられます。また、発症率とは2021年度の全退院患者に対する発症割合を示しています。

 
  • (※1)播種性血管内凝固症候群(異なる)の症例数は前年度よりも5名減少し、発症率(前年比)も0.09%低くなっております。
  •  
  • (※2)敗血症(異なる)の症例数は前年度よりも2件減少し、発症率(前年比)も0.05%低くなっております。
  

*(※2)敗血症(同一)についても前年度より減少しております。

(※1)播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、さまざまな理由によって血管内で血液凝固系が活性化され、全身的に血管内で血液が凝固し、細小血管に多数の微小血栓(けっせん)を生じる病態のことです。(引用元:病気事典〔家庭の医学〕)
(※2)敗血症とは、肺炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、肝・腎疾患、膠原病(こうげんびょう)といった基礎疾患がある場合、あるいは未熟児、高齢者、手術後といった状態である場合が多いとされています。(引用元:病気事典〔家庭の医学〕)

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

更新履歴

2022/09/28 令和3年度 病院指標を公開しました。