病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率

年齢階級別退院患者数

ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 78名 168名 170名 337名 671名 852名 1725名 1994名 543名
年齢階級別退院患者数は、2024年6月から2025年5月までに退院した患者様の年齢を10歳刻みごとに集計した患者数です。
➢退院患者様は、60歳以上の割合が全体の78.2%(前年比ー1.4%)、70歳以上の割合が全体の65.1%(前年比-1.4%)と前年度と比べ60・70歳以上の割合は下がってはいますが退院患者数自体は増加傾向です。実に患者様の2人に1人以上が70歳以上の患者様です。前年度に比べ“10歳~”を除く全ての年齢層で増加しております。一番の増加は”70歳~”ではありますが比較的若い30~50歳代までの患者層も増加傾向にあります。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ファイルをダウンロード

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 123名 29.68日 16.40日 13.82% 84.93歳
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 100名 2.93日 2.57日 0.00% 73.30歳
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 73名 34.55日 20.78日 28.77% 85.64歳
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 55名 25.58日 13.66日 10.91% 80.98歳
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 48名 7.69日 7.60日 0.00% 66.02歳
内科における症例は、1位が肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)、2位が小腸大腸の良性疾患、3位が誤嚥性肺炎です。(前年度 1位:誤嚥性肺炎、2位:小腸大腸の良性疾患、3位:腎臓又は尿路感染症)

➢1位となった“肺炎等”は、大幅に件数が増加した為、前年度ランキング外から1位となりました。平均在院日数(前年比)は4日程度短く、全国の平均在院日数に比べると13日程度長い傾向となっています。また、平均年齢(前年比)は、1歳程度高くなっております。

➢前年同様2位となった“小腸大腸の良性疾患”ですが、前年度よりも6名増加し2年連続で増加傾向です。平均在院日数(前年比)は約1日程度短く、全国の平均在院日数に比べるとほぼ変わりません。また、平均年齢(前年比)は、3歳程度高くなっています。

➢3位となった”誤嚥性肺炎”ですが、前年度よりも26件減少しております。平均在院日数(前年比)は5日程度短く、全国の平均在院日数に比べると14日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は、1歳程度低くなっています。

➢以前までランクインしていた2型糖尿病ですが、教育入院の患者様を地域包括ケア病棟にて受け入れている関係で、件数の対象とならずランキングから外れておりますが、 実際の件数は前年度と比較しても増加傾向となっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および“回復期リハビリテーション病棟”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*内科については、一般内科以外に消化器内科・糖尿病内科・血液内科が含まれております。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等(PCI) 134名 4.42日 4.18日 0.00% 72.45歳
050130xx9900x0 心不全 113名 20.84日 17.33日 8.85% 83.25歳
050070xx03x10x 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 人工呼吸等 98名 5.16日 5.89日 0.00% 66.61歳
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法(CAG) 78名 3.76日 3.27日 1.28% 71.22歳
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー(PSG) 75名 2.00日 2.02日 0.00% 58.23歳
循環器内科における症例は、1位が狭心症(治療)、2位が心不全、3位が頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 人工呼吸等です。
(前年度 1位:狭心症(治療)、2位:頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術、3位:狭心症(検査))

➢1位となった“狭心症(治療)”は、前年同様の件数となっています。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数と比べてもほぼ変わりません。また、平均年齢(前年比)はほぼ変わりなく同等の年齢となっています。

➢2位となった“心不全”は、前年度よりも43名と大幅に増加しております。平均在院日数(前年比)は6日程度短くなり、全国の平均在院日数よりも4日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は狭心症同様ほぼかわりなく同等の年齢となっており転院率は前年度と比べ減少しております。

➢3位となった”頻脈性不整脈”は順位は落としておりますが件数は13件増加となっています。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数と比べてもほぼ変わりありません。また、平均年齢(前年比)は上記2症例と一緒でほぼ変わりなく、転院率は減少しております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および“回復期リハビリテーション病棟”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 90名 4.76日 4.54日 0.00% 72.09歳
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 44名 8.20日 7.05日 0.00% 59.09歳
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31名 6.32日 5.32日 0.00% 43.81歳
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 27名 17.70日 14.81日 0.00% 73.44歳
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 26名 8.38日 9.49日 0.00% 39.31歳
外科における症例は、1位が鼠経ヘルニア、2位が胆嚢炎、3位が虫垂炎と前年と変わらない順位となっていますが鼠経ヘルニア以外は件数が減少となっています。
(前年度 1位:鼠経ヘルニア、2位:胆嚢炎、3位:虫垂炎)

➢1位となった“鼠経ヘルニア”は、前年度よりも6名増加しました。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数に比べてみてもほぼ変わらずに治療が行えています。また、平均年齢(前年比)は、ほぼ変わらない年齢となっています。

➢2位となった“胆嚢炎”は、前年度よりも4名減少しました。平均在院日数(前年比)は1日程度長くなり、全国の平均在院日数と比べると1日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は、2歳程度低くなっております。 

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*外科については、消化器・一般外科を担当しております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術等 225名 43.15日 25.29日 13.33% 83.09歳
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 86名 34.30日 21.38日 1.16% 75.41歳
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 83名 28.80日 18.76日 0.00% 69.13歳
070370xx99xxxx 骨粗鬆症 48名 45.46日 21.26日 10.42% 82.98歳
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 36名 28.64日 15.41日 2.78% 73.44歳
整形外科における症例は、1位が股関節・大腿近位の骨折、2位が膝関節の疾患、3位が股関節の疾患です。昨年と変わらない順位となっておりますが、症例数は増加傾向です。
(前年度 1位:股関節・大腿近位の骨折、2位:膝関節の疾患、3位:股関節の疾患)

➢2位となった“膝関節の疾患”は、前年度よりも11名増加しました。平均在院日数(前年比)は2日程度長くなり、全国の平均在院日数に比べると13日程度長くなっています。 また、平均年齢(前年比)は7歳程度低高くなっており、平均年齢が高くなったことで在院日数も延びてきております。

➢3位となった“股間節の疾患”は、前年度よりも9名増加しました。平均在院日数(前年比)は、8日程度短くなり、全国の平均在院日数に比べると10日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は6歳程度低くなっており、平均年齢が低くなったことで在院日数が短縮してきております。

➢“地域包括ケア病棟”および”回復期リハビリテーション病棟”を利用することで転院することなく自宅に帰ることができる為、転院率は全体的に下がっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”・“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 17名 4.94日 4.65日 0.00% 58.06歳
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 11名 2.00日 2.74日 0.00% 80.45歳
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 6.92日
160200xx020xxx 顔面損傷 5.98日
180060xx97xxxx その他の新生物 5.63日
形成外科における症例は、1位が骨軟部の良性腫瘍、2位が眼瞼下垂、3位が皮膚の悪性腫瘍の疾患です。
(前年度 1位:骨軟部の良性腫瘍、2位:眼瞼下垂3位:顔面損傷)

➢1位となった”骨軟部の良性腫瘍”ですが、当院ではほとんどが皮下腫瘍に対して手術を行ったものとなっています。部位に関しては背部・腹部・殿部など様々になります。平均在院日数(前年比)は1日程度短くなり、全国の平均在院日数に比べるとほぼ変わりはありません。また、平均年齢(前年比)は5歳程度低くなっております。

➢2位となった”眼瞼下垂”ですが件数を着実に件数を延ばしております。全国の平均在院日数と比べても1日程度短く治療を行えております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”・“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 エダラボン 147名 21.36日 16.89日 10.88% 72.59歳
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 42名 30.38日 18.68日 19.05% 70.33歳
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 42名 8.21日 7.99日 11.91% 71.45歳
010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 脳動脈造影カテーテル法(DSA) 41名 3.68日 2.86日 0.00% 64.61歳
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 38名 13.53日 9.83日 7.90% 77.97歳
脳神経外科における症例は、1位が脳梗塞(薬剤治療)、脳出血(安静治療)、頭蓋・頭蓋内損傷が同率で2位となっています。
(前年度 1位:脳梗塞(薬剤治療)、2位:未破裂脳動脈瘤(検査入院)・脳出血(安静治療))

➢1位となった“脳梗塞(薬剤治療)”は、前年度よりも48名増加しました。平均在院日数(前年比)は1日程度短く、全国の平均在院日数に比べると4日程度長くなっています。 また、平均年齢(前年比)は2歳程度高くなっており、転院率は減少傾向です。

➢2位となった“脳出血(安静治療)”は、前年度よりも5名減少しました。平均在院日数(前年比)は8日程度短くなり全国の平均在院日数に比べると12日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は3歳程度低くなっています。

➢2023年4月1日より一次脳卒中センターの認定を受けております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”・“地域包括ケア病棟入院料”及び”回復期リハビリテーション病棟入院朗”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均在院日数が長くなっている症例がございます。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

呼吸器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 肺生検 81名 3.21日 3.03日 0.00% 71.37歳
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 39名 10.62日 9.59日 0.00% 29.05歳
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 37名 11.97日 9.82日 0.00% 70.78歳
040200xx99x00x 気胸 25名 9.64日 9.28日 4.00% 57.12歳
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法ありかつ放射線療法なし 18名 9.83日 8.16日 0.00% 65.83歳
呼吸器外科における症例は、1位が肺の悪性腫瘍(検査入院)、2位が気胸(手術治療)、3位が肺の悪性腫瘍(手術治療)です。
(前年度 1位:肺の悪性腫瘍(検査入院)、2位:肺の悪性腫瘍(手術治療)、3位:気胸(手術治療)

➢1位となった“肺の悪性腫瘍(検査入院)”は、前年度よりも5名増加しました。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数と比べてもほぼ変わりはありません。 また、平均年齢(前年比)はほぼ変わりありません。

➢2位となった“気胸(手術治療)”は、前年度よりも2名増加しました。平均在院日数(前年比)は1日程度長く、全国の平均在院日数に比べると1日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は4歳程度高くなっています。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 203名 2.99日 2.49日 0.49% 78.19歳
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり 8.78日
020360xx97xxxx 眼球の障害 手術あり 10.13日
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 4.52日
眼科における症例は、1位が白内障、水晶体の疾患(手術)、2位が角膜の障害(手術)、3位が眼球の障害(手術)です。
(前年度 1位:白内障、水晶体の疾患(手術)、2位:角膜の障害(手術)、3位:その他の新生物(手術)

➢1位となった“白内障、水晶体の疾患”では日帰り又は2泊3日での手術を行っています。当院では2泊3日での手術が多い為、全国の平均在院日数に比べると0.5日程度長くなっています。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 52名 5.08日 5.63日 0.00% 40.63歳
030400xx99xxxx 前庭機能障害 25名 4.68日 4.67日 0.00% 64.68歳
030428xxxxx1xx 突発性難聴   高気圧酸素治療 20名 8.25日 9.42日 0.00% 57.00歳
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 19名 5.58日 7.65日 0.00% 42.26歳
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 19名 7.47日 8.50日 0.00% 54.16歳
耳鼻咽喉科における症例は、1位が扁桃腺の疾患、2位が前庭機能障害(めまい)、3位が突発性難聴(高気圧酸素治療)です。 (前年度 扁桃腺の疾患、前庭機能障害(めまい)、突発性難聴が同率1位)

➢“扁桃腺の疾患”は、前年度よりも29名増加しました。平均在院日数(前年比)は2日程度短くなり、全国の平均在院日数に比べると1日程度短くなっています。また、平均年齢(前年比)は4歳程度高くなっております。 

➢“前庭機能障害(めまい)”は、前年度よりも2名増加しました。平均在院日数(前年比)は1日程度短くなり、全国の平均在院日数と比べてもほぼ変わりはありません。また、平均年齢(前年比)は2歳程度高くなっております。

➢“突発性難聴”は、前年度よりも3名減少しました。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数に比べると1日程度短くなっています。
また、平均年齢(前年比)は3歳程度高くなっております。 

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ前庭機能障害や扁桃腺の疾患が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症   24名 10.25日 12.98日 0.00% 65.79歳
080020xxxxxxxx 帯状疱疹   23名 8.52日 9.33日 0.00% 66.70歳
080030xxxxxxxx 疱疹(帯状疱疹を除く。)、その類症 7.67日
080110xxxxx0xx 水疱症 28.94日
130111xxxxx00x アレルギー性紫斑病   10.49日
皮膚科における症例は、1位が膿皮症、2位が帯状疱疹、3位が疱疹(帯状疱疹を除く)です。
(前年度 1位:膿皮症、2位:帯状疱疹、3位:皮膚の悪性腫瘍)

➢1位となった“膿皮症”は、前年度よりも3名減少しました。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数に比べると3日程度短くなっています。 また、平均年齢(前年比)もほぼ変わりません。

➢2位となった”帯状疱疹”は、前年度よりも14名増加しました。全国の平均在院日数に比べると1日程度短くなっています。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ帯状疱疹・膿皮症の患者様が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 92名 2.02日 2.40日 0.00% 57.87歳
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 60名 3.03日 2.45日 0.00% 72.97歳
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 化学療法 34名 7.94日 6.63日 0.00% 76.18歳
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 34名 5.12日 5.16日 0.00% 61.03歳
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 17名 11.94日 13.66日 0.00% 74.12歳
泌尿器科における症例は、1位が腎・尿管結石、2位が前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍疑い、3位が膀胱腫瘍です。 (前年度 1位:膀胱腫瘍 2位:腎・尿管結石 3位:前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍疑い)

➢1位となった“腎・尿管結石”は、前年度より42名増加しました。平均在院日数(前年比)は変わらず、全国の平均在院日数に比べてもほぼ変わりはありません。また、平均年齢(前年比)は2歳程度高くなっております。

➢2位となった“前立腺の悪性腫瘍(生検)”は、前年度より14名増加しました。平均在院日数(前年比)は1日程度短くなり、全国の平均在院日数に比べると1日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は1歳程度高くなっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟入院基本料”算定病棟へ腎・尿管結石・前立腺の悪性腫瘍・前立腺の悪性腫瘍疑いの患者様が入院する場合もある為、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 21名 2.95日 2.92日 0.00% 43.81歳
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 8.01日
120120xx99xxxx 卵巣・卵管・広間膜の非炎症性疾患 3.65日
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 2.72日
120230xx97xxxx 子宮の非炎症性障害 その他の手術あり 6.73日
婦人科における症例は、1位が子宮頸・体部の悪性腫瘍、2位が子宮・子宮附属器の炎症性疾患、3位が卵巣・卵管・広間膜の非炎症性疾患です。
(前年度 1位:子宮頸・体部の悪性腫瘍、2位:子宮内膜症、3位が子宮・子宮付属器の炎症性疾患)

➢1位となった“子宮頸・体部の悪性腫瘍”は、前年度よりも3名減少しました。平均在院日数(前年比)はほぼ変わりなく、全国の平均在院日数ともほぼ変わりありません。また、平均年齢(前年比)は1歳程度低くなっています。

※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9901xx 慢性腎臓病 血液濾過透析 10名 19.00日 13.75日 30.00% 78.40歳
110280xx9900xx 慢性腎臓病  11.35日
050130xx9900x0 心不全 17.33日
110280xx97x1xx 慢性腎臓病 その他の手術あり 血液濾過透析 25.70日
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし 7.95日
腎臓内科における症例は、1位・2位が慢性腎臓病、3位が心不全です。昨年と変わらない順位となっておりますが、症例数は減少傾向です。
(前年度 1位・2位:慢性腎臓病、3位:心不全)

➢1位となった“慢性腎臓病(血液濾過透析)”は、前年度よりも9名減少しました。平均在院日数(前年比)は3日程度長く、全国の平均在院日数に比べると5日程度長くなっています。また、平均年齢(前年比)は3歳程度高くなっています。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”算定病棟へ腎臓内科の患者様が入院する場合も多く、集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。
※DPC(「診断群分類」を意味します。)とは、患者様の傷病名に対する医療行為の組み合わせにより、様々な状態の患者様を分類する仕組みです。
※入院患者様の病状により手術・処置などの治療内容に応じて定められた、1日ごとの支払い方式で医療費の計算を行う制度(DPC/PDPS)です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 25名 10名 1 8
大腸癌 19名 35名 53名 47名 11名 1 8
乳癌
肺癌 32名 12名 40名 71名 16名 1 8
肝癌 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発の実患者数を示しています。
StageⅠが進行度が低く、StageⅣが最も進行した病期を表します。
➢当院では、肺癌のステージⅣが1番多く、続いて大腸癌のステージⅢとなっております。患者数は前年度と比較しても大きな変化はありません。

※「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指しています。
※「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指しています。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

ファイルをダウンロード

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 22名 9.00日 46.36歳
中等症 139名 27.04日 81.12歳
重症 32名 40.44日 85.72歳
超重症
不明
DPCという支払制度における“最も医療資源を投入した傷病名”と“入院契機病名”が成人(20歳以上)の市中肺炎の患者様について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。

患者数については、前年度と比べ増加傾向となっております。重症度が上がるにつれ、平均在院日数も長くなってきておりますが前年度に比べ短い期間で治療が出来ております。

➢“軽度”の患者数は、前年度と比べ4名増加しています。平均在院日数(前年比)は9日程度短く、平均年齢(前年比)は13歳程度低くなっております。

➢“中等度”の患者数は、前年度と比べ14名増加しています。平均在院日数(前年比)は2日程度短く、平均年齢(前年比)は1歳程度低くなっております。

➢“重度”の患者数は、前年度に比べ1名減少しています。平均在院日数(前年比)は3日短く、平均年齢(前年比)に大きな変化はありません。

※市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎の事です。重症度とは、身体所見、年齢による肺炎の重症度分類(A-DROPシステム:日本呼吸器学会による重症度分類)により、年齢や性別、血液中の酸素濃度、脱水症状の有無、意識障害の有無等で数値化し分類をしています。数字が大きいほど重症となります。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

脳梗塞の患者数等

ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
281 35.76日 75.75歳 17.39%
発症日から3日以内の入院とそれ以外と合算して集計をしております。

➢“3日以内”の患者数は、前年度に比べ34名の減少が見られます。平均在院日数(前年比)は6日程度長く、平均年齢(前年比)に大差はありませんでした。
転院率(前年比)は、1.6%減少となっております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

ファイルをダウンロード

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm未満) 83名 1.75日 2.90日 2.41% 74.72歳
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm以上) 32名 0.50日 2.03日 0.00% 71.03歳
K654 内視鏡的消化管止血術 32名 5.31日 13.44日 9.38% 69.34歳
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 25名 1.52日 3.12日 4.00% 65.12歳
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 20名 2.00日 10.50日 5.00% 73.15歳
➢内科における主要手術は、“内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満)”です。
”内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満)”は患者数は前年度に比べて20名増加しています。

➢2位の“内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 (長径2cm以上)”は患者数は前年度に比べて4名増加しています。

➢内視鏡治療は病変の大きさや患者様の体調やご要望(外来・入院)に合わせて相談させて頂いています。

*内科については、一般内科以外に消化器内科・糖尿病内科・血液内科が含まれております。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 (その他) 117名 3.94日 4.03日 2.56% 73.50歳
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 (心房中隔穿刺又は心外膜アプローチ) 112名 1.92日 3.34日 0.00% 66.79歳
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 (不安定狭心症) 43名 0.56日 13.12日 9.30% 69.58歳
K5972 ペースメーカー移植術 (経静脈電極) 28名 4..07日 9.71日 14.29% 80.43歳
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 26名 1.85日 4.31日 0.00% 74.12歳
➢循環器内科における主要手術は、“経皮的冠動脈ステント留置術”です。
“経皮的冠動脈ステント留置術”は疾患・緊急度・患者様の状態により上記に記載されているKコードに分類される為、ランキングでは1位と3位になっており、患者数としては1番多くなっております。

➢2位の”経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)”の患者は7名増加しております。術前・術後日数ともに前年度に比べて短くなっており、転院率は0%となっております。

➢上記に記載してある全ての手術で患者増となっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟か 
ら転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均術後日数が長くなっている症例がございます。”

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 51名 3.35日 4.96日 1.96% 61.45歳
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 47名 1.26日 1.98日 0.00% 68.72歳
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 43名 1.67日 2.65日 0.00% 75.77歳
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 34名 5.50日 12.68日 2.94% 71.59歳
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 31名 1.03日 4.29日 0.00% 43.81歳
➢外科における主要手術は、“胆嚢摘出”に対する手術です。
“胆嚢摘出術(腹腔鏡下)”は前年に比べ患者数は減少傾向ですが引き続き1位となっております。術前日数、術後日数(前年比)共に1日程度短縮して治療をおこなっています。

➢”鼠径ヘルニア手術”は開腹・腹腔鏡共に前年に比べ患者数が増加となっております。特に腹腔鏡下手術は11名増加しており、術前日数(前年比)はほぼ変わりないですが、術後日数(前年比)は1日程度短縮して治療を行っております。

※腹腔鏡下手術とは、腹部に小さな傷をつけて行う手術方法であり、2cm 程の切開を複数作成し、そこから腹腔鏡と手術道具を挿入して行う手術です。

*外科については、乳腺・内分泌外科が含まれております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩)(股)(膝) 184名 2.77日 29.86日 0.54% 72.47歳
K0461 骨折観血的手術(上腕)(大腿) 163名 3.93日 40.75日 11.04% 82.19歳
K0811 人工骨頭挿入術(肩)(股) 95名 3.67日 39.52日 12.63% 81.48歳
K0462 骨折観血的手術(前腕)(下腿) 67名 2.04日 14.39日 0.00% 61.51歳
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 45名 5.04日 26.38日 2.22% 74.82歳
➢整形外科における主要手術は、“人工関節置換術(肩関節・股関節・膝関節)”です。
前年度同様1位だった“人工関節置換術”は、患者数が28名増加し毎年増加傾向にあります。術前日数(前年比)は1日程度長くなり、転院率は0.54%となっております。

➢2位の“骨折観血的手術(上腕・大腿)”は患者数が前年度に比べて30名増加しており、上記に記載してあるすべての手術で増加しております。

➢回復期リハビリテーション病棟があることで、上記に記載した疾患に関わらず転院することなく治療を継続することが出来、より地域に密着した医療を提供することが可能となり転院率の減率となっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均術後日数が長くなっている症例がございます。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 47名 0.62日 12.83日 8.51% 82.32歳
K1781 脳血管内手術 1箇所 42名 3.00日 28.24日 9.52% 68.31歳
K178-4 経皮的脳血栓回収術 28名 0.21日 47.54日 39.29% 81.50歳
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 21名 10.76日 22.52日 9.52% 75.24歳
K1783 脳血管内手術 (脳血管内ステント) 13名 1.23日 11.08日 0.00% 68.92歳
脳神経外科における主要手術は、“慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術”です。“慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術”は前年度に比べ患者数は6名減少しております。
※慢性硬膜下血腫とは、脳と頭蓋骨の間に血液が貯留する病気で、一般的には頭を打ったあと、2週間から3ヶ月の期間に起こります。難しくなりますが、頭蓋骨の内側にある硬膜と脳を包むくも膜の間の硬膜下腔に血液が貯留するため、硬膜下血腫と呼ばれています。男性高齢者に多くみられますが、比較的若い人や、頭を打った記憶がない人にもみられます。外傷以外の原因としてアルコール多飲、脳圧の低下、感染、動脈硬化、貧血などが知られています。

➢2位の”脳血管内手術”は、前年度に比べ患者数は2名増加しております。
※脳血管内手術とは、血管の中からアプローチする手術法であり、カテーテルと呼ばれる細く長い管を血管内に誘導し、様々な治療機器を用いて行います。
皮膚を切ったり頭蓋骨を開けたりすることなく行える為患者様に加わる侵襲が少ない治療法です。破裂してしまった脳動脈瘤だけでなく未破裂脳動脈瘤に対しても手術を行っております。

➢”慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術”以外はカテーテルを用いて行う手術となっており、現在医師5名体制で治療に当たっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“障害者施設等入院基本料”、“地域包括ケア病棟入院料”および”回復期リハビリテーション病棟入院料”を算定している病棟があるため、一般病棟から転棟した患者様も含めた日数で集計されております。それにより平均術後日数が長くなっている症例がございます。

呼吸器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除) 38名 3.89日 5.82日 0.00% 29.29歳
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (肺葉切除又は1肺葉を超える) 22名 3.59日 8.05日 0.00% 72.45歳
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術
➢呼吸器外科における主要手術は、胸腔鏡下による“肺切除手術”です。
“胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除)”は前年度に比べ患者数は1名増加しています。
術前日数(前年比)は1日程度長く、術後日数(前年比)はほぼ変わりなく治療を行っています。平均年齢(前年比)は4歳程度高くなっております。

➢“胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 (肺葉切除又は1肺葉を超える)”は前年度に比べ患者数は10名減少しています。
術前日数(前年比)は1日程度長く、術後日数(前年比)は3日短く治療を行っています。平均年齢(前年比)は6歳程度高くなっております。

※胸腔鏡手術とは、胸に小さな傷をつけて行う手術方法であり、当院では、4cm 程の切開を1か所作成し、そこから胸腔鏡と手術道具を挿入して行う手術です。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 (眼内レンズを挿入する) (その他) 201名 1.00日 1.00日 0.50% 78.13歳
K246 角膜・強膜縫合術
K256 角膜潰瘍結膜被覆術
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する)(縫着レンズを挿入する)
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない)
➢眼科における主要手術は、“白内障”に対する手術です。
”水晶体再建術”は前年に比べ患者数は35名増加しています。前年に比べ術前・術後日数と平均年齢に大きな差はございません。
※主要手術である“白内障”に対する手術は、日帰り又は2泊3日で行っております。患者様に合わせた入院期間を設定しております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟”眼科の患者様が入院する場合も多く集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 23名 0.09日 4.48日 0.00% 46.00歳
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 12名 2.00日 7.00日 0.00% 28.75歳
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術IV型(汎副鼻腔手術)
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合
➢耳鼻咽喉科における主要手術は、“扁桃周囲膿瘍切開術”です。
“扁桃周囲膿瘍切開術”は前年度に比べ、患者数は12名増加しています。術前日数(前年比)はほぼ変わりなく、術後日数(前年比)は1日程度短く治療を行っています。平均年齢(前年比)は3歳程度高くなっております。

➢”口蓋扁桃手術(摘出)”は前年度に比べ、患者数を増えております。前年と比べ術前・術後日数にほぼ変わりなく治療を行っています。

全体的に他の科に比べ手術患者の平均年齢は低めになっております。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟”へ耳鼻科の患者様が入院する場合も多く集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 93名 0.09日 1.00日 0.00% 58.03歳
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術(電解質溶液利用) 42名 1.36日 5.55日 0.00% 75.57歳
K7811 経尿道的尿路結石除去術 (レーザー) 34名 2.03日 2.94日 0.00% 60.91歳
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 17名 7.94日 11.53日 17.65% 70.18歳
K802-21 膀胱脱手術(メッシュを使用)
➢泌尿器科における主要手術は、“体外衝撃波腎・尿管結石破砕術”です。
”腎・尿管結石”に対する手術は、前年度に比べ患者数は43名増加しています。術前・術後日数(前年比)に大きな変化はありません。平均年齢(前年比)は3歳程度高くなっております。

➢“膀胱の悪性腫瘍”に対する手術は、前年度に比べ患者数は21名と大幅に減少しています。術前日数(前年比)は1日程度短く、術後日数・平均年齢(前年比)に大きな変化はありません。

➢”経尿道的尿路結石除去術”は、前年度に比べ患者数は6名増加しています。術前日数(前年比)1日程度長くなっていますが、術後日数(前年比)に大きな変化はなく、平均年齢(前年比)は6歳程度低くなっています。

※集計対象が「一般病棟に1回以上入院した患者様。」となっております。
当院は、“地域包括ケア病棟”へ泌尿器科の患者様が入院する場合も多く集計対象にならない場合があり本来の件数と異なっております。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 22名 1.00日 0.95日 0.00% 44.23歳
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 (電解質溶液利用)
K883-22 子宮頸管閉鎖症手術(観血的)
K849 女子外性器腫瘍摘出術
K8731 子宮鏡下子宮筋腫摘出術(電解質溶液利用)
➢婦人科における主要手術は、“子宮頸部(腟部)切除術”です。
“子宮頸部(腟部)切除術”は前年度に比べ、患者数は2名減少しています。術前・術後日数(前年比)に大きな変化はなく、平均年齢(前年比)は1歳程度高くなっております。

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 14名 0.21%
180010 敗血症 同一
異なる 27名 0.41%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、この表に示す4つの傷病名について、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区分して患者数と発生率を示しています。
これらの傷病名が全くないとすれば重症な症例を扱っている医療機関としては不自然であり、多すぎることも問題となります。
入院契機の“異なる”ものとは、入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられます。
また、発症率とは2024年6~2025年5月の全退院患者数に対する発症割合を示しています。

➢(※1)播種性血管内凝固症候群(異なる)の症例数は前年度よりも14名増加し、発症率(前年比)は0.21%高くなっております。

➢(※2)敗血症(異なる)の症例数は前年度と比べ2名減少、発症率(前年比)は0.13%低くなっております。

(※1)播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、さまざまな理由によって血管内で血液凝固系が活性化され、全身的に血管内で血液が凝固し、細小血管に多数の微小血栓(けっせん)を生じる病態のことです。(引用元:病気事典〔家庭の医学〕)
(※2)敗血症とは、肺炎や腎盂腎炎(じんうじんえん)など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、肝・腎疾患、膠原病(こうげんびょう)といった基礎疾患がある場合、あるいは未熟児、高齢者、手術後といった状態である場合が多いとされています。(引用元:病気事典〔家庭の医学〕)

*10症例未満の場合は、「-」で表示しております。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
961 871 90.64%
国内において、肺血栓塞栓症を発症した場合の院内死亡率は14%と報告されています。
そのうち40%以上が発症1時間以内の突然死であるとされており、臨床診断率の向上だけでは予後の改善は達成できないといえます。
よって、発症予防対策が必要不可欠です。
当院では、肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した入院患者さんに対し、高い割合で予防対策を実施しております。

血液培養2セット実施率

ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1392 920 66.09%
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。
また、血液培養は 1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) 広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
489 423 86.50%
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。
不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team: AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。
抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。

転倒・転落発生率

ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) 転倒・転落発生率
105377 376 3.568‰
入院中の転倒・転落の原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
105377 33 0.313‰
入院中の転倒・転落の原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
インシデント影響度分類レベル3b以上とは、大きな処置や治療を要することを指します。
転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

ファイルをダウンロード

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1533 1516 98.89%
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
103591 36 0.04%
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。
褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

ファイルをダウンロード

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) 65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
4607 3406 73.97%
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
また、重症患者に対する早期栄養開始により、感染症の合併減少や死亡率低下が指摘されています。

身体的拘束の実施率

ファイルをダウンロード

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) 身体的拘束の実施率
105377 14346 13.61%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
施設や医療機関などで、患者を、「治療の妨げになる行動がある」、あるいは「事故の危険性がある」という理由で、安易にひもや抑制帯、ミトンなどの道具を使用して、患者をベッドや車椅子に縛ったりする身体拘束は慎むべきものです。

更新履歴

2025/09/26 令和6年度 病院指標を公開しました。

〒352-0001 埼⽟県新座市東北1丁目7-2

交通アクセスを⾒る

お問い合わせ先

電話:048-474-7211
FAX:048-472-7581

診察受付時間

平⽇8:00〜11:30、12:30〜16:00
⼟曜8:00〜11:30

休診⽇

土曜(午後)・⽇曜・祝⽇・年末年始