よくあるご質問(膝関節)

人工膝関節置換術に関するご質問

入院期間はどのくらいですか?

症例により個人差はありますが、おおよそ4~8週間程度です。

手術後、どのぐらいで日常的な動作ができるようになりますか?

ほとんどの患者さんは、手術後6週間以内に杖を使って歩くことができます。
手術後数ヶ月までには、車を運転できるぐらいまでに回復します。

痛みは無くなりますか?

退院後2~3ヶ月でほとんどの場合、痛みが軽減し、多くの日常的な動作ができるようになります。

手術後、日常生活で制限はありますか?

インプラントの脱臼を防ぐため、以下のような制限があります。

正座
身体がぶつかり合うようなスポーツ
関節に大きな緊張を与えるような動作

これらの制限を除けば、通常の日常生活にはほとんど支障がありません。散歩やショッピング、旅行、ハイキングなど、手術前にはひざ関節が痛くて楽しめなかったことでも、手術後には楽しむことができるはずです。水泳やゴルフ程度の運動もできます。



インプラントはどのくらいもちますか?

個人差はありますが、海外の学術文献*によると95%の人が10年から15年以上の長期に渡って、インプラントを維持できているとの臨床結果が報告されています。最近のインプラントは、製品の研究も進み、更に優れた臨床結果も期待できるようになってきました。インプラントを長持ちさせるために以下の事柄に留意し、あまり無理をせず、新しい関節と上手に付き合っていくことが大切です。

 適切な体重を維持する
 新たなスポーツや活動を始める前に主治医に相談する。
× 重い物をくり返し持ち上げるようなことを避ける。
× 動きの激しいエアロビクスなど、「衝撃荷重」がかかるような
スポーツを避ける。
× 低い座面や低い椅子を避ける。


* 「Long-Term Survival Analysis of a Posterior Cruciate-Retaining Total Condylar Total Knee Arthroplasty」 Merrill A. Ritter, MD; Steven A. Herbst, BA; E. Michael Keating, MD; Philip M. Faris,MD; and John B. Meding, MD

* 「Total Knee Arthroplasty in Patients Who Were Obese With 10 Years Followup」 Frankie M. Griffin, MD; Giles R. Scuderi, MD; John N. Insall, MD; and Wayne Colizza, MD



ひざはどのぐらい曲げられるようになりますか?

ひざを伸ばした状態が0°とすると、入院中は120°を目標にリハビリテーションを行います。退院後は、手術前の状態により個人差はありますが、130°以上曲げられるようになった臨床結果*も学会で数多く報告されています。

* 「NexGen LPS-Flex 型人工膝関節-特徴と使用経験-」
津村弘 片岡晶志 古代裕次郎

* 「The Early Results of High-Flex Total Knee Arthroplasty: A Minimum of 2 Years of Follow-up」 Hsuan-Ti Huang, MD, Jiing Yuan Su, MD, and Gwo-Jaw Wang, MD

* 「In vivo kinematic evaluation and design considerations related to high flexion in total knee arthroplasty」 Jean-Noël A. Argenson, Giles R. Scuderi, Richard D. Komistek, W. Norman Scott, Michael A. Kelly, Jean-Manuel Aubaniac

* 「A High Flexion Total Knee Arthroplasty Design Replicates Healthy Knee Motion」 Jean-Noël A. Argenson, MD; Richard D. Komistek, PhD; Mohamed Mahfouz, PhD; Scott A. Walker, MS; Jean-Manuel Aubaniac, MD; and Douglas A. Dennis, MD