CIN3(子宮頸部高度異形成~上皮内癌)の患者さんへ

  1. 光線力学的療法(PDT)の治験にご参加いただける方を募集しています。
  2. 治験参加をご希望の方は、かかりつけの先生とご相談の上当院へ受診してください。

1. 光線力学療法(PDT)について

光線力学療法(Photodynamic therapy; PDT)とは、レーザー光に反応する薬剤を静脈注射した後に、無麻酔下にレーザー光線を病変部に照射しがん細胞を死滅させる治療法です。従来のメスや高出力レーザーによる円錐切除術では早産のリスクが高まることが報告されています。PDTは光化学反応によりがん細胞を選択的に死滅させ、子宮頸部の形態と機能を変えることなく温存でき、特に妊娠出産を希望する方にお勧めします。対象は子宮頸部前がん状態(高度異形成から上皮内がん)までの方です。 有害事象として強い光に当たると日光過敏症を起こしやすく、しみが残ることもあるので入院での遮光管理が必要です。

 2. 第2世代 PDT(レザフィリンPDT)の臨床試験(治験)のお知らせ

2021年1月~
フォトフリンを用いた従来のPDTによる子宮頸部上皮内腫瘍に対する高い治療効果やPDT後の妊孕性温存能は明らかですが、有害事象として光過敏症が強いため遮光管理下での約3週間の入院が必要でした。その問題を解決するため、光過敏症が少ないレザフィリンを用いた第2世代PDTの開発のため、2021年1月より子宮頸部上皮内腫瘍に対する臨床試験(治験)を開始しております。